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現代広告の心理技術101

この「攻めた」広告の心理テク

「自由な髪型で内定式に出席したら、内定取り消しになりますか?」

この広告は
P&Gのブランドであるパンテーンの広告ですが、、、

これ、
採用広告ではありません!

みんな同じ髪型にしないと
いけない空気感のある就活の現状に一石を投じる「攻めた」広告なんですが、

この広告は単純に、
シャンプーを売るためのものです。

こういった大企業のイメージ広告は、

具体的にいくら売上につながったのか?
ということを測定できないので、効果がどれくらいあるのかはわかりません。

なので、
決してそのまま真似してほしくはないのですが、

しかし、そこには
確かに効果の実証されている心理テクニックが使われています…

それは、、、

(『現代広告の心理技術101』より)
バンドワゴン効果

帰属欲求を刺激してターゲットにアピールする広告手法

パンテーンがターゲットにしているのは
就活を経験した女性ですが、

このターゲットは

「就活に落ちたくないから決められた髪型にして、本当の自分を隠している」

こんな不満をもっているんですね。
つまり、このターゲットは

・自由な髪型でいる女性
・自分を偽らない女性
になりたいと思っている。

そして、パンテーンはもともと、
「自分らしさをもった女性を作る」というブランドミッションを戦略として掲げていて、

「パンテーンは美しい髪ですべての女性を応援します」と、

この広告でうまく
ターゲットに共感を示しながらブランドイメージを伝えることに成功しています。

つまり、
パンテーンを使うことで、自分を偽らない
「理想の人たちの一員」になれると錯覚する心理が働くようなシカケがあるんですね。

実は、
ファッションブランドのギャップも、これと同じ手法で年商1.5兆円にまで成長しました。

ギャップといえば、
若者のファッションブランドとして有名ですが、

「古き良き文化と決別しろ」と
反骨精神旺盛な若者に訴えたのと同じ心理技術が

パンテーンのこの広告に使われています。

これをあなたのビジネスに応用するのも簡単です。

例えば若手のビジネスマン向けに整体院をやろうとするなら、

「立っているだけでかっこいい一流ビジネスマンの通う整体院」

みたいに、理想の人々を示してあげるだけでいいんです。

ぶっちゃけ、
うだうだ商品の説明をする必要すらありません(笑

あなたの見込み客がなりたい集団はどんな集団でしょうか?

この「バンドワゴン効果」をぜひあなたのセールスにも活かしてみてくださいね。

PS.
『現代広告の心理技術』は
テクニックだけでなく、

今回ご紹介したような「人を動かす心理の原則」を手に入れることができます。

あなたがこの技術と原則を手に入れれば、

ありとあらゆる広告の裏側が見えてきます。

目につく広告が全部ビジネスチャンスになる
この心理技術に興味がある方は『現代広告の心理技術101』を
手にとってみてください。

-現代広告の心理技術101