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購買選択の心理学

選択肢がなければ人生は耐え難い。

選択肢が増え、
現在のような顧客本位の文化になれば、
それにともなう自主性、支配力、
解放感は強大なプラス効果になる。

ところが選択肢が増え続けると、
マイナス効果があらわれるようになる。

その状況が進めば、
マイナス効果が拡大して負担になる。

そうなると選択の自由ではなく、
不自由である。
(中略)

これから取り上げるのは、教育、キャリア、
友情、セックス、恋愛、子育て、宗教など、
人生のあらゆる領域で直面する選択である。

確かに選択によって人生は充実する。
自分の運命をコントロールできるようになるし、
ほぼ100%自分が望む状況を手に入れられる。

選択は自主性の基本要件であり、
幸福の根源でもある。

健全な人間は、自分の人生の
方向性を決めたいと思っている。
また、決めるべきだ。

しかし、“一定”の選択肢の存在が
望ましいからと言って、選択肢が
“増えれば”よいというわけでもない。

これから説明するように、
選択肢が過剰になれば代償が生じる。
(中略)

現在、多くの人は選択の自由が
広がっているにもかかわらず、満足度は
ますます低下しているのではないだろうか。

その原因を説明し、
対応策を示すのが本書の目的である。
 

 

目次

PROLOGUE パラドックスの仕組み

PART1 機会-選択の自由
CHAPTER 01 人生を複雑にするもの-ショッピングで直面する事態
CHAPTER 02 新たな選択の時代-人生は「選択」によって出来上がっている

PART2 選ぶ-満足の度合い
CHAPTER 03 賢明なる判断-的確な選択のためにやるべきこと
CHAPTER 04 最高の選択肢-許容するべきはどこまでか

PART3 パラドックス-選択への苦悩
CHAPTER 05 選択は幸福につながるか-自由と自主性の恩恵
CHAPTER 06 トレードオフと機会費用-心理的負担を生むメカニズム
CHAPTER 07 後悔-もしも、あのとき……
CHAPTER 08 順応-なぜ落胆するのか
CHAPTER 09 比較-判断基準が過剰な社会での選択
CHAPTER 10 自分を責める-過剰な選択肢がうつ病につながるとき

PART4 対策-正しく向き合う
CHAPTER 11 幸福な選択-心理的負担をやわらげる11の方法

著者紹介

バリー・シュワルツ
スワースモア大学の社会理論・社会行動学教授。
ペンシルベニア州フィラデルフィア在住。
代表的著書に『The Battle for Human Nature:Science Morality and Modern Life』『The Costs of living:How Market Freedom Erodes the Best Things in life』など多数ある。
「アメリカン・サイコロジスト」をはじめとする一流専門誌にも多数投稿している。

 

 

 


人生は「選択」の連続です。

稼いだお金をどう使うか?
明日、誰と一緒に過ごすのか?
リスクを取って行動するべきかどうか?

などなど、人はみな、大小さまざまな
選択をしながら日々を生きています。

ということは、ことビジネスにおいては
選択に隠された顧客心理を制することが
ビジネスを制するといっても過言ではありません。

この選択についてとことん追求したのが
この本「購買選択の心理学」です。

著者のバリー・シュワルツは
社会行動学の専門家なので、
その分、人の行動心理の本質に深く切り込み
ビジネスに応用できるヒントが満載です。

セールスやマーケティングのみならず
対人交渉術や人間関係など
「選択」に関わる全てのシーンで
非常に役に立つ一冊です。

是非チェックしてみてください。

http://directlink.jp/tracking/af/252692/AUwE13tF/