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ハーバード・ビジネススクールの<人間行動学>講義

ハーバード・ビジネススクールの<人間行動学>講義

PART1より

本書は4つの本能的な衝動
ー獲得衝動、親和衝動、学習衝動、防衛衝動ー
をテーマとしている。

これらの衝動は人間の本質の
中核を成しており、あらゆる選択において
極めて重要な役割を果たすものである。

(中略)

しばしの間、自分自身、あるいは
親しい人々の人生を振り返ってみてほしい。

おそらく、4つの衝動のすべてを
(少なくとも人生全体を通して)
満たしてきた人々は、

1つの衝動だけに執着して
その他を犠牲にしてきた人々よりも、
充実感を覚えるのではないだろうか。

獲得衝動を無視してきた人は、
自分に自信が持てず、
成功者を嫉妬するようになるだろう。

親和衝動をないがしろにしてきた人は、
虚無感を抱き、世間から
切り離されたような気分になるに違いない。

学習衝動を無視し、
好奇心を満たす機会のない人生を送った人は、
自己啓発のチャンスを失ったと感じるはずだ。

防衛衝動を無視してきた人や、心ならずも
その欲求を満たすことができなかった人は、
虐げられたように感じ、
被害者意識を抱くようになるだろう。

人間は4つの衝動のすべてを
満たさずにはいられない。

なぜならそれらは人間という種の
進化の遺産だからだ。

この4つの衝動は、進化学的適性
(われわれの遺伝子が生き残って種を維持する能力)を
高めてくれるという理由から、
長年にわたって淘汰を勝ち抜いてきた。

これらの衝動は
それぞれ独立的に働くことによって、
人間の思考や選択をコントロールしている
(すべての衝動を同時に満たすことは難しいため、
われわれは必然的に意図的な選択を強いられる)。

つまり、この4つの衝動こそが、人間という存在
ー複雑な動機を持ち、複雑な選択を行う、複雑な存在ー
をつくり上げているのである。

 

目次:


序文

PART1 知の統合を目指して 人間の本質の理解への序論
CHAPTER1 包括的な人間観の追求
CHAPTER2 人間の心はどのように進化してきたのか
CHAPTER3 生まれながらの衝動とスキル

PART2 人を突き動かす4つの衝動
CHAPTER4 獲得衝動(D1)
CHAPTER5 親和衝動(D2)
CHAPTER6 学習衝動(D3)
CHAPTER7 防衛衝動(D4)

PART3 4大衝動の実態 具体的なコンテクストにおける人間の本質
CHAPTER8 文化、スキル、感情
CHAPTER9 社会的動物」の誕生
CHAPTER10 多様性はどこから生まれるのか?

PART4 人間の本質と社会
CHAPTER11 職場生活における人間の本質
CHAPTER12 未来への展望

〈後記〉未来への研究提案
 

著者紹介:


 ポール・R.ローレンス

ハーバード・ビジネス・スクールウォレス・ブレット・ドンハム記念組織行動学講座名誉教授

ミシガン出身。アルビオン・カレッジで社会学と経済学の学士課程を修了。ハーバード・ビジネス・スクールで組織行動学の修士号・博士号を取得。ハーバー ド・ビジネス・スクールではジョン・P・コッターと並んで、組織行動学の看板教授だった。組織における人間行動を科学的に探究することを旨とし、人間行動 の観点からアプローチした1990年代のロシアの変革を追った評論では定評がある。

「Organization and Environment」「Renewing American Industry」「Administering Changes」「Behind the Factory Walls:Decision Making in Soviet and U.S.Enterprises」など、共著も含む26冊の著作を発表した。

 ニティン・ノーリア

ハーバード・ビジネススクール学長。

インド工科大学ボンベイ校で化学工学の学士号を取得した後、マサチューセッツ工科大学スローン・スクールで経営学博士号を取得。1988年よりハーバー ド・ビジネススクールで教鞭を執る。リーダーシップ、企業刷新、組織変革を専門に研究。企業の現場でインタビューを行いながら、経営の実態を踏まえた鋭い 論文を発表し、多くの経営者に影響を与えている。75編以上の論文と、ジョージ・R.テリー賞を受賞した「The Differentiated Network」を含む16冊の共著者・共編著書を発表している。

現在、ハーバード・ビジネススクール学長として、同スクールの教育改革に熱心に取り組んでいる。


知らず知らずのうちに
必要のないものを衝動買いしてしまったとか

何の得にもならないのに
誰かのために時間を割いて何かをしてあげた
なんて経験ありませんか?

こういった人間の一見、非合理な行動は
4つのある「衝動」で全て説明ができます。

この4つの衝動に訴えれば
部下が働かないと嘆いている社長も
自然と社員が働くように仕向けることができますし

なかなか商品が売れないと嘆いている
営業マンやマーケッターもお客さんが
衝動買いするような仕掛けを作ることができます。

もちろん、女性が衝動的に
男性の誘いに乗るときの理由も説明ができます。

では、この人の行動を司る4つの衝動とは
一体何なのでしょうか?

・人を動かして仕事を有利に進めたい。
・顧客に商品購入の決断を促したい。
・人間関係・男女関係を良くしたい。
・誰かに何かをして欲しいけど、説得するのも面倒。

という人は是非この本をチェックしてみてください。

http://directlink.jp/tracking/af/252692/jT9CRYNg/

2014/07/04