脳科学マーケティング 100の心理技術 P.230より
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2番目の実験でわかったのは、消費者に
「節約」を喚起するメッセージを見せると、
「贅沢」を喚起するメッセージを見せた
場合よりも、多い金額を
使いたくなるということだ。
研究者らは、節約のメッセージによって
かえって金遣いが荒くなるというのは
直感に反した事実であり、
懸念すべき事柄でもあるとしている。
(中略)
一連の結果は、
安さがウリのブランドにとって、
節約を促すキャッチフレーズは
売り上げアップにつながる
という可能性を示している。
たいていの人は、買い得であれば、
お金を余計に使ってもいいと思っている 。
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奇妙な実験結果ですが、
人は節約をするためにより多くの
お金を使う傾向があります。
これはよく考えてみると
比較的当たり前のことですが
一時的に多くのお金を払っても
節約ができることで
そのお金を回収できるという計算が
反射的に頭の中に働くからです。
巧妙な販売者はこうやって
「節約」というフレーズから起きる
脳の「反応」を上手に利用して
買う気を起こさせるわけです。
というわけなので、
節約を考えて何かを買うときは、
それが本当の節約につながるかを
冷静に考えてから買ったほうが
いいかもしれませんね。
また逆に、販売者の立場なら
顧客がその商品を使うことで何か
「節約」できることがないか
考えてみるといいかもしれませんね。
脳科学マーケティング 100の心理技術
ロジャー・ドゥーリー
⇒ http://directlink.jp/tracking/af/252692/Lcij7go5/
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