社長の生産力を上げるシステム思考術 P.157より
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システム改善とそれに伴う文書作り、
つまり「システムを働かせること」に
投資すればするほど、
いい結果が出ることが多くなったのだ。
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「システム」というのは
機械的に動き続けてくれる仕組みです。
例えば、農業をするとして
鋤(すき)や鍬(くわ)を使って田畑を耕すより
耕運機やトラクターを使ったほうが
圧倒的に早く土を耕すことができます。
これは、本来であれば鋤や鍬などで
土を耕すという単純作業を
耕運機という「システム」が
代わりにやってくれるからです。
ですので、もしあなたが
農業をしなければならなくなったら
こういった機械の購入を検討するはずです。
ところが、これが会社の業務になると
鋤や鍬を使って作業をしているような
ケースが非常に多くなってたりします。
耕運機は買えばすぐに使えますが、
会社のシステムというのは
自社で作らなければならないし
業務自体がコロコロと変わることが
多かったりするのでシステム化が難しく
経営陣が諦めていたりするからです。
しかし、人力による作業に頼ると
必ず時間的な壁にぶつかります。
さきほどの農業のケースで言えば
収穫量を増やしたいのなら
耕す人を増やすしかありませんが、
業務を整理してシステム化すれば
耕運機のように一気に生産性を
アップさせることも可能です。
「システム」というのは
ミスを減らし、個々の判断をなくし
人的資源を大きく節約してくれます。
そして、システム化の手間を補って
余りあるリターンをもたらしてくれる
会社の大切な資産となるのです。
というわけで、お盆休みは
会社でシステム化できる部分はないか
考えてみてもいいかもしれませんね。
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