社長の生産力を上げるシステム思考術 P.248より
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たいていの経営者は、適切な人材を
見つけなければならないと考えている。
だが、ほんとうにそうだろうか。
私は、適切な人材を見つけることが
間違っていると言いたいのではない。
経営者がそういう考えを持つのは、
積極性に欠けると言いたいのだ。
(中略)
どんな問題も解決できる完璧な人材を
見つけるというトップダウン式の解決策は、
「システム思考」とは言えない。
「システム思考」で会社を経営するなら、
あなたのリーダーとしての仕事は、働きもので、
忠実で、長く勤めてくれる社員を育てる、
素晴らしいビジネスマシンを提供することだ。
それが、ボトムアップ式の解決策になる。
素晴らしい人材を素晴らしい社員に
育てればいいのだ。
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即戦力で何の指示をしなくても
ガンガン成果を出してくれるような
優れた人材がいれば、
会社の運営は非常に楽になります。
事実、稀にそうした人材がいるので
大抵の社長は、人材を募集するときに
「優秀な人」を探してしまいます。
ところが、優秀な人材というのは
余程運が良くない限り
雇い入れることはできませんし
そもそも応募すらしてきません。
実は優秀な人を探すというのは
運任せな人材戦略になるわけです。
ですので、いかに平凡な人に
優秀な仕事をしてもらえるようなしくみを
作るかが大事になってくるのです。
ひとたび、いい仕組みができれば
人材を取れば取るほど、売上は伸びて
会社も成長していきます。
というわけで、平凡な人に優秀な仕事を
してもらうにはどうすればいいかを
考えてみてもいいかもしれませんね。
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