影響力の科学 P 328
レストランのオーナーは、
電話で予約したのに店にやって来ない顧客に、
大きな問題を抱えていた。
お金を支払う顧客によって
埋まるべきテーブルが空のままでは
経済的に大きな打撃を受けるからだ。
ところが、シカゴのゴードンズ・レストランのオーナーの
ゴードン・シンクレアは効果のある戦術を見つけた。
「日時を変更をされる場合はお電話下さいね」
と言っていた予約係に
「日時を変更した場合は電話して下さいますか?」
と尋ねて顧客の返答を待たせたのだった。
その結果、
彼のレストランの予約のすっぽかしが
30%から10%に下がった。
(Grimes,1997)
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この微妙な違いが、
なぜ大きな違いを産んだのでしょうか?
それは、
お客さんに”電話する”という
コミットメント(同意)をさせたことにあります。
そうすると人間は
約束を守りたいという強い欲求が働きます。
コミットメントを破ると罪悪感を感じます。
その心理を上手くついたのです。
さて、もしあなたが予約を受けるような
ビジネスをやっているなら
この方法はこのまま使えるかもしません。
今週から早速試してみては、いかがでしょうか?
もちろん、予約を受けるようなビジネスを
していなくても
このテクニックは応用して使うことが出来きます。
ポイントは、
「人はコミットメントすると
それを守ろうするという習性がある」
ということです。
例えば、、、
あえて広告やホームページに価格を
書かずに電話で価格を聞かせるという方法です。
これは、電話させるという
小さなコミットメントを取り付け、
次の大きなコミットメントである
商品を購入するというコミットメントの可能性
を高めています。
このように、、、
考え方次第で応用して使うことができます。
さてあなたは、
この心理テクニックをどのように使いますか?
⇒http://directlink.jp/tracking/af/252692/fLdF1EID/
「影響力の科学 人を動かす心理原則」