価値のない顧客を捨てろ
あなたはこんな昔話を聞いたありますか?
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老人と少年、そしてロバが街に向っていた。
少年がロバに乗り、老人がその横を歩いていると、
通り過ぎる中に、
「年寄りが歩いて
子供がロバに乗っているなんて恥ずかしい」
と言う人達がいた。
2人は批判がもっともかもしれないと考え、
老人がロバに乗って少年が歩くことにした。
しばらく進むと、通りすがりの人が
「ヒドいじゃないか!あの男は子供を歩かせているぞ」
というのを聞いたので、2人とも歩くことに決めた。
するとスグに誰かが、
「ちゃんとしたロバに乗れるのに
歩くなんてバカじゃないか?」
と言ったので、2人は一緒にロバに乗った。
今度はすれ違った人が、
「小さなロバに2人で乗るなんてロバが可哀想だ」
と言った。
少年と老人はそのとおりだと言って、
ロバを担ぐことにした。
橋に差し掛かった時、
2人はロバから手を離してしまい、
ロバは川に落ちて溺れてしまった。。。
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・・・さて、この話の教訓とは何でしょうか?
それは、、、
”全ての人を喜ばそうとすれば、
元も子もなくなってしまう”
ということです。
これはビジネスでもあてはまることです。
ビジネスをしている人は
2つのタイプに分けられます。
1つは、全てのお客さんから好かれようとする人。
もう1つは、
ある人に嫌われているけど、
特定のお客さんだけには好かれようとする人。
どっちが上手くいくかは明白です。
もちろん後者です。
全ての人に好かれようとしたら
誰からも好かれることはありません。
あるビル管理会社の社長は
1業界1社しか取引しないというルールを貫いています。
1業界1社だから、本当に一緒にやりたい
パートナーだけを選んで仕事をしているのです。
(その会社は衰退傾向にあるこの業界で
売上を毎年伸ばしています)
好きな人と仕事をした方が楽しいに決まっていますよね?
好きな人と仕事をすれば
活力や意欲をもって仕事に取り組めるはずです。
一方で嫌いな人と仕事するのは、
いくら儲かっても嫌なものですよね。
エネルギーは奪われ、精神もすり減ります。
他の仕事にも悪影響を与えます。
だから、、、
世界的に有名な経営コンサルタントは、
”価値のない顧客を捨てろ”
と言っています。
この考えを取り入れた、
「日本人の知らなかったフリーエージェント起業術」の著者
マイケル・ポートは
ビジネスを始めた最初の年に
1週間で10名の顧客を切り捨てました。
そして3ヶ月もしない内に切り捨てた10名を上回る
16名の顧客を増やしたのです。
そして
利益を増やしただけでなく安らぎと落ち着きを感じて
仕事をもっと楽しめるようになった…と言います。
顧客を選別にするのには勇気がいります。
しかしその見返りはとてつもなく大きいものです。
さて、あなたのビジネスには
お客さんの"入場制限"を設けていますでしょうか?
あなたの望む顧客のタイプはどんな人ですか?
あなたが望まない顧客のタイプはどんな人ですか?
歯科医、FP、コンサルタント、整体師など27の業種で
93%が一年以内に成功している”予約をいっぱいにする方法”