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影響力の科学 P.235より

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古典的条件づけのプロセスを通ると、
私たちが新しい物や出来事を
好きになるか嫌いになるかは、

すでに知っていて、好きか嫌いかが
決まっている物事との関連づけだけで決まる。

例えば、誰かを何か肯定的なこと
――良いニュースを受け取ることなど――
と結びつけて考えるときには、

たとえ彼らがその良いニュースを
引き起こしたわけではなくても、
彼らのことを好きになる。

逆に、誰かを否定的なこと
――蒸し暑い部屋に一緒にいるなど――
と結びつけて考えると、
彼らのことをあまり好きだとは思わなくなる。

自分では気づいていない連想から、
態度を形成することさえあるのだ。
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よく知られた話ですが

良い知らせを持ってきた人は好かれて
悪い知らせを持ってきた人は嫌われる
という心理学の研究結果があります。

例えば、顧客からの注文の連絡や
売上げアップの情報を持ってきた人は
高く評価されますが、

仕事上のトラブルの情報とか
クレームの情報を持ってきた人は
低く評価されてしまう傾向があるのです。

ですので、仕事でのキーパーソンや
自分にとって魅力的な異性など、

誰かと良い関係を築きたいなら
その人にとって肯定的な良い知らせと
自分を結びつけると
好かれるようになりやすいわけです。

真面目で正直な人ほど
良い知らせも悪い知らせも
ありのままにちゃんと伝えないとと
考えてしまいがちですが、

人は無意識にこういった
条件付けをしてしまう生き物なので

もし悪い知らせを伝えるときは
ちょっと工夫したほうがいいでしょうし、

逆に誰かが悪い知らせを持ってきても、
その人と悪い知らせを切り離して
考えるようにしないといけませんね。

■ 影響力の科学
ロバート・チャルディーニほか
⇒ http://directlink.jp/tracking/af/252692/fLdF1EID/

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