社長の生産力を上げるシステム思考術 P.280より
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一日のなかで数時間しかない。
つまり、私たちには、
とても効率よく働ける時間帯と、
そうではない時間帯があるということだ。
大事なのは、この興味深い特性を
うまく生かすことだ。
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ご存知のように、
人が集中できる時間というのは
限られています。
ですので、この集中できる時間に
大事な仕事をどれだけこなせるかが
生産性を左右する鍵となります。
ところがです。
この理屈に従い、
集中できる時間に重要な仕事をする
という規律を自分の中に作っても、
困ったことに、実際に守れるのは
最初だけで、時間と共にこの規律は
徐々に緩んでいってしまいます。
従って、時間管理を徹底して仕事に望む
というのは理想的ではあるのですが、
多くの人にとって長続きのしない
精神論とも言えるわけです。
これは人間も生き物である以上
本能的に脳の無駄使いを避けて
できるだけ少ないエネルギーで
生きようとするから仕方がありません。
だからこそ、定期的に時間の使い方を
見直すことが大事になるわけですが、
実は生産性の高い人、成長の早い人は
集中できる時間とは対極にある
集中できない時間の使い方も
非常に上手かったりします。
普通は集中できるときに何をするかを
考えてしまいがちですが、
集中できない時間の生産性を
上げることができれば
全体の底上げにも繋がるので、
時間の使い方を考えるときには
集中できない時間にも目を向けて
みてもいいかもしれませんね。
■ 社長の生産力を上げるシステム思考術
サム・カーペンター
⇒ http://directlink.jp/tracking/af/252692/LiIF0mqf/