リアル・インフルエンス P.125より
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「この議論で私は優勢だ」という満足そうな声や、
「この議論で私は劣勢だ」という警告の声が
あなたの内側から聞こえてくるときには、
自分を抑えて言葉を呑み込めばよい。
この状況下で覚えておくべき
極めて重要なルールが、
“対人関係のインフルエンスを強化するためには、
議論に勝つのではなく、心をつかむのだ”
ということである。
議論に勝とうとすることは、
“あなたが”異議を唱えていることを
暗に意味してしまうため、
これは失敗への起爆剤と化す。
つまり、相手の自己防衛本能を誘発するか、
あなたを圧倒しようとする闘争本能を
刺激することになるのだ。
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人間、誰かと話し合いの中で
相手の見解との食い違いがあると
どうしても自分の方が正しいと
思ってしまうしまうものです。
誰しも正しいことをしているので
自分は正しい、即ち相手は間違っている
と考えてしまうわけです。
ところが、相手も同じ人間なので
同じように自分は正しいと考えていて
ここで自分の意見を押し通してしまうと
相手と対立する結果にしかなりません。
自分は相手に正しさを認めさせて
少し気分は良くなりますが、
相手は間違いを指摘され
攻撃されたような感覚になって
決して前向きな気持ちにならないのです。
というわけで、議論になったときは
一度冷静になって、相手の真意を
考えてみるといいかもしれませんね。
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