「やりたいこと」ではなく 「やるべきこと」を優先させろ。
ピーター・ドラッカーはこう言っています。
我々、ビジネスマンは
「やりたいこと」と「やるべきこと」を
分けて考える必要があります。
それは、あなたが大企業の社長であろうが、
平社員であろうが関係ありません。
例えば、、、
世界最大の企業であった
GEの社長のジャック・ウェルチも
例外ではありません。
ウェルチは当時業績不振だった
GEを立て直したことで
有名な世界を代表する経営者ですよね。
勉強熱心なあなたなら
知っているかもしれませんが
ジャック・ウェルチが
やったことと言えば、
「選択と集中」です。
市場で1位と2位の事業以外を全て売却して、
1位と2位の事業にリソースを集中させました。
それが見事成功し、
GEの業績はV字回復したのです。
しかし、、、
ジャック・ウェルチがやりたいことは、
実は「事業の立て直し」ではありませんでした。。。
ジャック・ウェルチが
本当にやりたかったこと。
それは、、、海外進出でした。
しかし、、、
ウェルチは経営コンサルタントの
ピーター・ドラッカーに相談したところ、
”今、海外進出を展開すべきではない”
という結論に至ったのです。
つまり
やりたいと思っている「海外進出」よりも
今やらなければいけない「事業の立て直し」を
優先させたのです。
かつて世界一の企業だった社長でも、
やりたいことより
やるべきことを優先させています。
ビジネスは戦場とよく言われます。
戦場でやりたいように動いていては
すぐに後ろから銃で打たれてしまいます。
戦場で生き抜くには、やりたいことでなく
やるべきことをやる必要があります。
ビジネスの厳しさが分かっている
経営者ならそのことは
当たり前のように分かっているでしょう。
でも、あなたの従業員や部下はどうでしょうか?
若手社員ほど、
「やりたいこと」と
「やるべきこと」の区別がついていない
ということはよくあります。
特に、やる気のある新入社員ほど、
自分がやりたいことをやろうとする
勘違いを犯しがちです。
もちろん、やる気があることはいいことです。
でも、やりたいことばかり
やっていては仕事は成り立ちません。
ドラッカーは言っています。
”やりたいことをやるために給料を
もらっているのではない。
やるべきことをやるために
給料をもらっているのである。”と
「やりたいこと」と「やるべきこと」は違うもの。
もし、「やりたいこと」と「やるべきこと」
区別ができていない部下や若手の社員がいたら、
ドラッカーの話をしてあげると
いいかもしれませんね。
⇒http://directlink.jp/tracking/af/252692/gWlDuADz/
「ドラッカー流 経営者の仕事術」