顧客心理を動かす11のプレゼン技術 P.136
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聴き手はプレゼンターの言葉を
10%も記憶していない
ここで大事なことを述べておく。
聴き手は話された言葉の10パーセントも
記憶していないのは事実だとしても、
話し手はおもしろくて印象に残る言葉を
使うべきだということだ。
たとえ相手がそのうちの少ししか
覚えていないとしても、
言葉を練ることを怠ってはいけない。
また忘れてはいけないのは、
聴き手はあなたの話の多くを
記憶していないとしても、
あなたが言ったことについて自分が
考えたことは記憶しているということだ。
だから聴き手が考えずに
いられないような話をしよう。
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言葉というのは意思伝達の
強力な手段の一つですが
基本的に相手は話した内容の
ほとんどを覚えていません。
エビングハウスの忘却曲線にも
あるように、脳は不要な情報を
忘れるようにできているのです。
ですので、相手に自分の言うことを
覚えて欲しければ、
相手の脳に自分が伝える情報が
必要な情報であることを
認識させる必要があるわけです。
ですので、話しの中で相手に
この話は面白い・聞く価値がある
というポジティブな感情を与えて
聞く姿勢にすることが大事です。
そして、伝えている情報が
相手の脳内で「使われる」ように
相手に考えさせることが必要です。
そうすることで、相手の脳に
この情報は必要かもしれない
とマークさせることができるわけです。
というわけで、伝えた話を
相手に覚えさせたいなら
考えさせることを意識してみると
いいかもしれませんね。
■ 顧客心理を動かす11のプレゼン技術
ピーター・コフター
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