リアル・インフルエンス P.5より
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説得術を伝授する書籍やビジネススクールのほとんどが、
いまだに人を操る戦術やテクニックを力説している。
インフルエンスとは、自分の思い通りになるように
相手に「及ぼす」ものだと捉え、
長期的な効果よりも短期的な利益を重視するのだ。
この時代遅れの戦略を、私たちは
“切断型”インフルエンスと呼ぶ。
これは視野の狭い戦略であり、
一時的な「同意」を得ることはあるかもしれないが、
あなたの関係性や評判を犠牲にすることが多い。
また、あなたのキャリアや人生に
素晴らしい結果をもたらしてくれる、
変化力を持った深い関係性の構築を妨げてしまうのだ。
自分の未来を変えるほどの強力な方法で人を動かすには、
切断型インフルエンスから“接続型”インフルエンスに
切り替える必要がある。
この移行により、あなたは
誰をも先導するような人物に変わり、
持続性のある強いインフルエンスを獲得することができる。
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相手のためを考えて
こうしたほうがいい、ああしたほうがいいと思って
いろいろと「説得」を試みても
人はなかなか動いてくれません。
それどころか、
余計なことを言ったことで
いらぬ恨みを買うことさえしばしばです。
ですので、人を動かすというのは
非常に難しい反面、それができれば
行くていく上で大変役に立つスキルとも言えます。
ただ、人を動かすには短期的な人の動かし方と
長期的な人の動かし方の2つの方法があって
この本が伝えているのは、後者の
長期的な人の動かし方のほうです。
特にビジネスに於いては
部下に限らず、お客さんや取引先など
長期的に人を動かすことが
売上や利益に跳ね返ってくるので
こうした長期的な人間関係術が大事と言えます。
というわけで、長期的な人付き合いを
考えたコミュニケーションを学びたい方には
オススメの一冊です。
「リアル・インフルエンス」の
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