団塊シニアマーケティング P.43より
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Forbes.comのある記事からは、
シニア世代の成人した子どもに対する
援助の内容がわかる。
金銭的な援助をするシニアの50%が
子どもの家賃を払い、続いて
生活費(食費、光熱費など)を払うシニアは48%、
交通費41%、保険料35%、医療費28%、
お小遣い29%である。
マーケティングの観点からすると、
このような状況にあるシニアは、
本来なら自分のために買うことのない
商品やサービスを購入するか、
購入する可能性があり、
同じ製品やサービスを複数の業者から
購入する可能性さえあることを
見逃してはならない。
例えば、シニアは成人した子どもを
携帯電話会社、ジムやフィットネスクラブ、
カイロプラクティックのファミリー・プランに
一緒に加入させようとするだろうし、
自分の家と娘や息子の家の両方のために
掃除のサービスを頼み、1つではなく
2つの世帯分の買い物をするために
コストコの会員になったり、再入会したりする。
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考えてみれば確かにそうなのですが、
シニア世代は成人した自分達の子供に
お金を使うというのです。
ということは、シニアに対しては
自分の子供や、その家族と一緒に
楽しめるような別の訴求をすれば、
新しい売り方も可能になります。
このように、人は自分以外の
別の人のために商品やサービスを購入して
売り手が予想も付かないような
使い方をするので、
お客さんに商品をどう使っているかを
聞いてみるのは、非常に重要なわけです。
というわけで、自分の見込み客に
別の隠れた欲求がないかを
聞いてみるのもいいかもしれませんね。
■ 団塊シニアマーケティング 容赦なき戦略
ダン・ケネディ
⇒ http://directlink.jp/tracking/af/252692/yPBa36Tk/